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グルテンの正体は？

そもそもグルテンとは、小麦粉に含まれるタンパク質のこと。グルテンはグリアジンとグルテニンという異なる性質のタンパク質が結びついたもので、小麦粉に水を加えてこねることで形成されます。
粘り気があり、もちもちした食感やコシなどを作り出すので、パンやパスタ、お菓子づくりに欠かせない成分となっています。

私たちの食生活になじみ深く、美味しさの上では欠かせないグルテン。ですが、実は体内に入ると悪影響を与える場合もあるのです。

そのひとつが腸内環境の悪化です。グルテンを分解・消化する酵素を持っていない人は、グルテンを摂取することで消化不良や便秘、下痢を起こしてしまいます。

さらには小麦アレルギーやグルテン不耐症などの疾患を持つ人もいます。

グルテンフリーとは？

グルテンフリーは、その名の通り、グルテンを摂取しないようにする食生活のことです。
有名テニスプレイヤーのノバク・ジョコビッチ氏が著書で紹介したことにより、世界的に広く知られるようになりました。

グルテンフリーを実践する場合、パンやパスタなどを避けるだけではなく、つなぎなどで小麦を使用している食べ物にも気をつけなくてはなりません。一見小麦が入っているように見えなくても、そのような食品は多いのです。

〈グルテンを含む食べ物の例〉

• パン、ピザ
• 麺類（パスタ・ラーメン・うどんなど）
• カレー・シチューのルウ
• たこ焼き、お好み焼き、中華まん
• ケーキやクッキーなどの焼き菓子、スナック菓子
• 天ぷらやフライの衣
• ハンバーグのつなぎ
• ビール・発泡酒・麦茶

グルテンフリーの効果とメリット

グルテンは体内で分解されにくいという特徴を持っています。つまり、消化の負担になっているということ。
そのため、腸の中にとどまってしまうことで粘膜が炎症を引き起こし、体の不調や肥満などに繋がる可能性があるそうです。
例えば、腸に炎症が起きると「サイトカイン」というタンパク質が分泌され、これが肥満の原因になると言われています。グルテンの摂取を断つことで、このサイトカインの分泌を減らそうというのが、グルテンフリーを実践する方の目的の1つとなっています。

また、グルテンに含まれる「グリアドフィン」という物質は、血中に入ると脳が興奮状態に陥ります。これが、グルテンの高い依存性をもたらしているとも言えます。グルテンフリーの食生活にすることによって、この影響も少なくすることが可能です。

ソイコムのグルテンフリーとは？

グルテンは、今や私たちの食生活に深く浸透しています。そのため、グルテンフリー生活を試みると、なかなか難しいことに気づくでしょう。

日本におけるグルテンフリー食品は、「米粉」を小麦粉の代用とすることが多いです。しかし糖質制限食品を販売するソイコムは、グルテンフリーにおいても「低糖質」を取り入れたいと考えました。そのため、小麦粉の代わりに「大豆粉」を使用した食品を開発・販売しています。

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